こんにちは、うたうです!
歌を歌うときは「腹式呼吸」で、なんて聞いた覚えはありませんか?
しかし、実際普段している呼吸と何が違うのかよくわかりませんよね。
歌のレッスンでは感覚的な指導を受けることがよくありますが、わかりやすい練習方法をお伝えしますのでチャレンジしてみてください。
腹式呼吸とは
簡単に言えば、吸った息をお腹にためてから吐くことです。
お腹だけでなく、腰や横っ腹にもためれるようになるのが理想ですが、
感覚的なことを言われてもなんだかよくわからないと思いますので、
まずは自然とお腹に息が入る練習方法をお伝えしていきます。
腹式呼吸の簡単な見分け方
普段している呼吸と腹式呼吸の違いを知っていきましょう。
とてもわかりやすい方法があって、鏡を使う方法になります。
①全身が映る鏡がある方はその前に立ってみてください。(ない場合は、肩が見えれば洗面所やお風呂場の鏡などでも大丈夫です。)
②鏡の前で深呼吸をしてみましょう。鼻から吸って口から吐きます。
普段している呼吸>息を吸い込むときに肩が上に上がり、胸が膨らんだ状態になります。
腹式呼吸>肩が上がらないかわりにお腹が膨らんだ状態になります。
普段している呼吸は肩が動いているんだなということを見て覚えておいてください。
レッスン1 簡単!2つのことを意識して鏡の前で呼吸してみよう
先ほどのお話で腹式呼吸をしている時は、
①肩が上がらない
②お腹が膨らむ
とお伝えしました。
初めはこの2点を気にしながら下記の手順で鏡の前で呼吸してみましょう。
①肩幅くらいに足を広げます(手をお腹に当てておくと空気が入っていることを感じやすくなります)
②鼻から吸って、肩を動かさずにお腹を膨らませてください
③口から吐く時も、肩を動かさないようにしてお腹をへこませてください
視覚で確認しながら、鏡の前に立つたびに呼吸をしてみてください。
レッスン2 足揚げ呼吸をしてみよう
仰向けに寝転んだときの呼吸は肩が動かずお腹が膨らんだりへこんだりします。
特に意識しなくても腹式呼吸の状態になれますので、その状態を体に覚えさせていきましょう。
レッスン1の鏡の前で行う練習の寝ころびバージョンだと思ってください。
①仰向けに寝転びます(手をお腹に当てておくと空気が入っていることを感じやすくなります)
②10秒かけて、鼻から吸ってお腹を膨らませてください
③そのまま息を2秒止めてキープします
④キープ後、10秒かけて口から吐いてお腹をへこませてください
⑤②~④を繰り返し、慣れてきたら秒数を10秒→20秒・20秒→30秒と増やしてみましょう
最初は10秒かけて吸ったり吐いたりするのは難しいと思います。
練習すれば慣れてきますので慣れるまで頑張ってみてください!
レッスン3 足揚げ呼吸上級編!
レッスン2が出来るようになったら、少し難易度を上げてみます。
両足を上げながら息を吸い、上げた足を下げながら息を吐いていきます。
①仰向けに寝転びます(手をお腹に当てておくと空気が入っていることを感じやすくなります)
②10秒かけて、鼻から吸いながら足をあげます
③そのまま息を2秒止めてキープします
④キープ後、10秒かけて口から吐きながら足を下げます
⑤②~④を繰り返し、慣れてきたら秒数を10秒→20秒・20秒→30秒と増やしてみましょう
腹筋を同時に鍛えることが出来るので、慣れてきたらチャレンジしてみましょう。
慣れるまで頑張ってみましょう
日常生活では意識していないため、いきなり練習しようとしても難しかったり慣れなかったりするかもしれません。
しかし、毎日少しづつでも練習したり意識することで体が慣れていきます。
慣れて来たら、歌っている時に途中のブレスが前より吸いやすくなっていたり、ロングトーンが綺麗に続くようになったり変化を感じることが出来ます。
気軽に出来る練習方法になっていますので、是非練習してみてください。
空気がたくさん入るようになり、歌っている途中で息が続かなくなったり、変なタイミングでブレスをいれてしまうことがなくなってきます。
歌の幅が広がるので習得してみてください!
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